2009年6月30日火曜日

「日本はすでにアホロートルが多数派となる悪夢のSF社会に足を突っ込んでいる」(鹿島茂)

おやおや鹿島茂先生、ニッポンについてとてつもない悲観主義に陥っている(日経「プロムナード」)。分からんこともない。メモ:

これまでのアホロートルにかかわる記事はこれ。その上で鹿島茂はこういう:
  1. アホロートルが多数派になった社会というのは、やはり悪夢のSF社会だ。
  2. アホロートルは子供だから、我慢や自制心を知らない。「気にくわないやつはぶっ殺せ!」ということになる。
  3. アホロートルは面倒くさいことが嫌い。つまり労働がきらい。親の存命中は引きこもり、親が死んだらホームレス。
  4. アホロートルは子供だから、異性との関わりが何よりも恐ろしい。当然人口は減少する。
  5. 日本をかつてのような大人の世界に戻すことが出来るか。残念ながら不可能。日本の経済構造がアホロートルの消費に依存するような構造になってしまっているから。お父さんお母さんが子供のためを思って一生懸命働けば働くほど子供たちのアホロートル化は加速してしまうのである。
  6. つまりアホロートルの増殖は国民の総意による。

最後の二つのくだりが特に印象的。最近のニッポン社会は未熟なアホに媚びる傾向が強すぎる。それが問題なのである。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

実際に子供を抱えた身として、おっしゃるような潮流に逆らっているつもりですが、散人翁の世代はそんな現状が固定化されつつある時期に、それを座視していただけなのではないですか?

いい気なものですね。

とひとまず申し上げておきます。

Unknown さんのコメント...

そう、これはみんなの問題。だから小生は老骨に鞭打って「甘ったれたPC的未熟さはカッコワルイ」と訴えて続けているのですぞ。